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Northern Rockとロンドンマーケット
8月下旬のエントリーからしばらく時間が経過してしまいましたが、8月30日にロンドンに到着しました。シカゴからAer Lingus(アイルランドの国営航空会社だが、ロンドン株式市場にも上場。)を利用してダブリン経由でロンドンに到着したら、ダブリンでアイルランドへの入国審査はあったもののパスポートにスタンプを押されることはありませんでした。これは、ヒースローでもう一度入国審査をするのかな(イギリスはシェンゲン協定に加入していないため)と思っていたら、ヒースローでは入国審査も税関検査も全くなく、まるで国内線に乗ってきたかのようにイギリスに入国してしまいました。簡単に入国できたのはよいのですが、本当に合法滞在になるのか、旅行等で一旦イギリスを出た際の再入国に問題がないのか心配となり、勤務先を通じて移民弁護士に確認したところ、全く問題ないとのこと。

調べてみると、アイルランドもシェンゲン協定には加入しておらず、ただ、アイルランドとイギリスとの間にはCommon Travel Areaというのがあって実質的に二国間の移動については出入国審査をしないのですね。

Common Travel Area (Wikipedia英語版のページ)
Common Travel Area between Ireland and the United Kingdom(アイルランド政府のページ)

ざっと読むと、アイルランドからイギリスへの入国時に入国審査をしないことは、アイルランドに入国した者について自動的にイギリスへの入国許可を与えることを意味するわけではないようです。ただ、アイルランドの入国審査官は、厳しいことで有名なヒースローの入国審査に比べると、ワークパーミットをさっと見たものの、ほとんど質問もすることなく通してくれ、これによりイギリスには入れてしまうのですから、イギリスのポートコントロールは一貫していないのではないかと余計な心配をしてしまいます。
IMG_6437.JPG
そんなわけで、ロンドンにいます。
先週からシティの法律事務所で勤務を開始したのですが、マーケットを騒がせていたサブプライム問題が、イギリスの中堅金融機関ノーザン・ロック(Northern Rock)に飛び火。ノーザン・ロック自体は、米国のサブプライム・ローンへのエクスポージャーを持っていたわけでも、サブプライムローンの直接の貸し手として不良債権を抱えたわけでもなかったようですが、資金調達の多くをインターバンク市場に依存していたために、サブプライム問題の噴出で緊縮してしまったマーケットの影響をもろに受けてしまったようです。

英中銀、中堅銀行救済で緊急融資へ・英紙報道(NIKKEI NET)
英住宅金融ノーザン・ロック預金流出続く 売却先模索(Sankeiweb)
英国、銀行預金保証プログラムの見直しが必要=英FSA(Asahi.com)
ノーザン・ロック株反発、預金者保護方針を好感=ロンドン市場(Asahi.com)
UPDATE: Northern Rock Rallies After U.K. Govt Guarantees Deposits(CNNMoney.com)
Bank shares rally after chancellor steps in (FT.com)

サブプライム・ローンが証券化されて世界中に散らばり、また、リスクを適正に反映した格付けがなされなかった可能性があるために、誰がどれくらい損失を抱えているか正確にはよくわからないという疑心暗鬼(いくつババが入っているか分からないババ抜きをしているみたいなものでしょうか)が、サブプライム・ローンで問題となった業種である住宅関連融資を事業の柱とする体力の弱い中堅銀行を不幸にも直撃したと理解すると一過性の出来事のようにも聞こえますが、果たしてどうなんでしょうか。

今回の件では、イングランド銀行は預金全額保証を持ち出すことによって事態の沈静化を図ろうとしていますが、何となく場当たり的な感じがします。これがモラル・ハザードを生まないのか、今後資金調達が困難な状況が長期継続してノーザン・ロックの財政状況が悪化してもその立場を維持するのか、他行が同じような状況となった場合にも同じように全額保証するのかについては、どうも報道を見る限りは明確なルールがないようにも思えます。

また、ノーザン・ロックの経営基盤が脆弱なことは確かであり、水面下では買収交渉も検討されているようですが、どうなるのでしょう。報道では、イングランド銀行は、ノーザン・ロックの潜在的買収者に対しても緊急融資枠を維持するとか、しないとか。

他方、マーケットは非常に緊縮しているようですが、その他のディールへの影響はどの程度なのでしょう。特にプライベート・エクィティ・ハウスは、サブプライム問題を発端とする資金調達コストの高騰の影響をもろに受けているとの噂ですが、実際どういう状況で、今後どうなっていくのでしょう?

何となく渦中にいるようで渦中にいない、今のところはそんな微妙な立ち位置から事態の推移を見守っています。

| Business & Law | 22:51 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
時間に余裕のあるうちにロンドン情報やマーケットの状況を色々アップして下さい。楽しみにしています。
| yutakataka | 2007/09/19 6:58 AM |
ごぶさたです。先日は、ロンドンでお会いできるかと思いましたが、実現できなくて残念でした。サブプライムは今後どうなるか予測できませんが、今のところは、少なくとも、リーガルマーケットには影響ないのではなさそうですね。てゆーか、ちょっとくらい、影響を受けて少しでも時間ができてほしいところです。。。そうすれば、ロンドンでお目にかかれるのに。では〜
| ぶらっくふぃーるず | 2007/11/14 11:49 PM |
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